
2011年は東日本を襲った大震災という大きな出来事があり、これを境に日本人の価値観は変わったと言われています。アパレル業界においては、大震災以降は計画停電などの影響で、百貨店やファッションビルの営業時間が短縮されるなど、誰もが初めて経験することばかり。また直後は、生活必需品が売れるようになり、洋服や雑貨などの売り上げは落ち込みました。 そんな中、「節電」という流れの中で、日本橋三越では9年ぶりに、伊勢丹新宿本店では8年ぶりに「休業日」が復活。アパレル業界の就労者からみれば、労働環境改善の第1歩となりました。
その後も日本経済自体の落ち込みの影響で、アパレル業界は厳しい時代が続いています。2011年10月、百貨店の売り上げはダウン。渋谷109も前年比93%と落ち込み。原因は、H&M、Forever21などファストファッションの影響といわれています。 そんな中で元気なのが、「ルミネ」。アパレル業界の話題の中心です。
2011年10月にオープンした有楽町店も絶好調。好調の要因を突き詰めてみれば、「お客様の視点でのブランド構成」という原点を貫いたコンセプト。特に有楽町ルミネは、立地にあわせて狙っているところは「大人化」。これは今後、ルミネが百貨店に挑むための戦略のひとつでもあります。
実際に、当社にご相談に見える求職者の方も、「ルミネに出店するブランドのデザイナーで働きたい」「MDとして働きたい」というお声を多く聞きます。業界全体で見ても、今、もっとも人気の求人=競争率の高い求人といえるでしょう。
ルミネなどのファッションビルの求人は、募集背景として30代前半の「売れるブランドで勝負したい」というアグレッシブルな姿勢のデザイナーが求められています。
また一方、質感が求められる百貨店ブランドの求人は、30代後半から40代まで実力の高いデザイナーが好まれる傾向です。
郊外型ショッピングセンターの進化形といえば、湘南辻堂に2011年11月にオープンした「テラスモール湘南」。メンズ&レディスの複合業態が展開されており、話題であり好調。「安かろう、悪かろう」から脱却し、各ブランドが企画力を向上させる傾向にある。その象徴的ブランドといえるのが、ユナイテッドアローズのグリーンレーベル。服&雑貨で独自の世界感を展開し、消費者からは大人気。この成功の影にはMDの力、デザイン力がある。
特にバッグ、シューズなどの雑貨のブランドを強化する傾向がメーカーにでてきており、企画のできる人材が求められる。日本はまだまだこうした人材は少なく、我こそはと自信のある人は2012年は飛躍のチャンスです。
2011年12月から2012年に向けての動向は、いかがでしたか?
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